おしりとは
尻 、 臀 (しり、 英語 ではbuttocks)とは、一般に四足 動物 (とくに哺乳類)における 胴 の後方(ヒトのような直立動物においては下後方)、 肛門 周囲の部位のこと。 臀部 (でんぶ)。
位置としては骨盤の後方にあたり、大腿部を支える筋肉などが集中するため、筋肉質に盛り上がる。ヒトの場合、直立姿勢の関係から、背面が平らになっているため、この部分だけが後方に突き出し、なお目立つ部分となっている。
鳥類 における 尾羽 部分または尾羽が生えている部分を尻と称することもある。 昆虫 類においても、 胴 の最後部を尻と呼ぶことがある。 トカゲ のような 爬虫類 においては、肛門周囲ではあっても尻とは通常は呼ばない。しかし、その尾を尻尾(しっぽ)と称する。食肉としてはイチボと ランプ が尻の肉に相当する。
俗に「けつ」、「 おかま 」、「おいど」、「いしき」と呼ばれることがある。古語では「いさらい」、「ゐさらひ」、「いざらい」とも表記する。丁寧語では「お尻」または「おけつ」。盛り上がったやや平坦な部分を「尻っぺた」や「けつっぺた」とも呼ぶ。 排泄 や性にまつわる部位であることなどから、世界各国においてさまざまな 隠語 ・ 俗語 がある。
ヒトの尻の解剖学
ヒトにおける尻は、概ね胴の前面より見た場合の 臍 より下、一般に下腹部と呼ばれる部位の背面に相当する。下肢に接続する 筋肉 や 皮下脂肪 層により、顕著に肉が盛り上がっていることが多い。腰骨( 骨盤 )と 大腿骨 が接続する 股関節 部分を覆うようにあり、その支持のための大殿筋(だいでんきん)が尻の盛り上がりの主となる。これら左右の盛り上がりの中央に溝が走る。これを臀裂(臀間裂、肛門裂)という。臀裂の谷間の中央部に、排泄器官である 肛門 が存在する。また、臀部の盛り上がりの下方と大腿部の境界の部分(直立すると谷間が出来て明確になる)を臀溝という。やや上方かつ側面には中殿筋(ちゅうでんきん)がある。大殿筋は股関節の伸展等、中殿筋は外転、屈曲等の際によく働く。足を用いた運動および胴を支えるには欠かせない部分である。これら筋肉の内部には 坐骨神経 や 血管 などが走る。臀裂部分上方には 尾 の名残である 尾骨 があり、下方から肛門を経て腹側に辿っていくと 会陰 、 外性器 と続く。会陰は通常は 股 に含まれる。相互規定的ではあるが、背面における股と 腰 の中間が尻であると概ね定義できる。






