にんじんとは
ニンジン (人参、漢名:胡蘿蔔(こらふ)、学名: Daucus carota L.)は アフガニスタン が原産の セリ科 ニンジン属 の 野菜 。
概要
細長い東洋系品種と、太く短い西洋系品種の2種類に大別され、ともに古くから薬や食用としての栽培が行われてきた。日本では 江戸時代 に栽培されていた品種は東洋系が主流だったが、栽培の難しさから生産量が減少し、西洋系品種が主流になっている。なお、一般に薬草として用いられている オタネニンジン (朝鮮人参・高麗人参とも)は ウコギ科 の植物であり、植物分類学上ニンジンとは異なる植物である。
ニンジンは1、2年草で、原産地のアフガニスタン周辺で東西に分岐し、世界各地に伝播した。 オランダ を通り イギリス へと西方へ伝来しながら改良が行われていったニンジンを主に西洋系と分類し、 中国 を経て東方へと伝わってきたのを東洋系と分類すると、ニンジンはこの2種類に大別できる。
日本への伝来は 16世紀 で、この頃は 葉 も 根 と同様に食用としていたが、 明治時代 以降では一般に根のみを食べるようになった。現在でも地域によっては、間引きのため抜去された株が葉を食べる商品として出荷されることがある。
植物としての特徴
栽培には涼しい気候が適しているが、苗の段階では比較的高い温度にも耐えられる。そのため夏に種を撒いて秋から冬に収穫する方法が最も容易である。しかしニンジンは発芽率が低く、 種 の吸水力が弱いため種撒き後に土が乾燥すると極端に発芽が悪化するため、雨後を狙って種を撒くのが好ましい。また 乾燥 を防ぐために 潅水 したり、 新聞紙 や 藁 ・ 籾殻 などで被覆すると効果的である。
短根ニンジンは多くの土質で栽培が可能なためあまり考慮する必要はないが、有機質に富んだ砂質土壌が最適とされる。しかし過湿に弱く、水はけが悪いと根腐れを起こしてしまう。 土壌酸度 は 弱酸性 から 中性 が適し、 酸性 ほど生育が遅れ、裂根が多くなる。また 線虫 (ネコブセンチュウ類やネグサレセンチュウ類)の被害を受けやすいので、前作に被害にあったところは避ける。また、日陰では茎葉ばかりが茂り、根の肥大が悪くなるためなるべく日陰になりやすい場所は避けたほうが良い。
長根種は一部の地域で栽培されているだけで、現在は五寸ニンジンと呼ばれる長さ15cm内外の品種が多く栽培されている。これは品種も肉質や外皮の色、形状と揃い、カロチンの含有量、作りやすさなどを目的にして改良が進んでいるものである。このほか プランター での栽培が容易な長形や丸形のミニニンジンもある。...






