イノセントとは
『 イノセント 』 ( 伊語 L'innocente ) は、 ルキーノ・ヴィスコンティ 監督による 1976年 の イタリア ・ フランス 合作映画。 仏語 題は L'Innocent である。
概要
原作は ガブリエーレ・ダヌンツィオ の長編小説『 L'innocente 』 (罪なき者) 。映画の冒頭で捲られている書物は刊行当時の同書。『 ルートヴィヒ 』撮影中に心臓発作で倒れたヴィスコンティが、その後残った左半身マヒのまま車椅子に乗りながら演出を手掛け、ダビングの完成を待たずに逝去したため、 遺作 となった。
脚本を共同執筆した スーゾ・チェッキ・ダミーコ は『ベリッシマ』以来のヴィスコンティの協力者である。途中『 地獄に堕ちた勇者ども 』、『 ベニスに死す 』には不参加であったが、『ルートヴィヒ』からは再び共同執筆に加わった。『 若者のすべて 』以来の エンリコ・メディオーリ も、途中『 異邦人 』、『ベニスに死す』には不参加であったが、ヴィスコンティの最終作である本作まで、脚本への協力を惜しまなかった。
近年、同作のオリジナルネガは保存状態が悪く経年劣化が見られたが、『 山猫 』同様ジュゼッペ・ロトゥンノの監修により復元が行われ、 2002年 に作業が完了した。
日本ではヴィスコンティ没後の 1979年 に公開されるが、男性性器などに修正が加えられていた。 2006年 にヴィスコンティの生誕百年祭特集として上記の修復版が『 イノセント【完全復元&無修正版】 』として公開された。
相違
この映画は、ヴィスコンティやスーゾ・チェキ・ダミーコの意図によって施された原作との相違が見られる。
- 不倫相手
- トゥリオの不倫相手テレーザ、及びジュリアーナの不倫相手フィリッポは、映画と比べると小説では殆ど出番がない。特にテレーザは、小説では物語の冒頭で別れたことになっている。また、映画ではトゥリオがフィリッポの裸体を嫉視する場面があるが、小説では彼の肉体は貧弱なものとして描かれている。
- 子供 ...






