エイサーとは
エイサー は、 沖縄県 で お盆 の時期に踊られる 伝統芸能 。この時期に現世に戻ってくる祖先の 霊 を送迎するため、若者たちが歌と囃子に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩く。また、かつては 祝儀 を集めて集落や 青年会 の活動資金とする機能も重視され、その金で ため池 を設けた例もある。当時は現代のエイサーと形式が異なり、門付歌と念仏歌だけで踊っていた。
明治 以降になると、念仏の詠唱を村の若人が代行する形で庶民の間にエイサーが普及していった。 沖縄本島 中北部から県内全域へ伝播して大衆化する中で、 民謡 などを取り込む例も増えた。 与那国島 で始まったのは80年ほど前と言われている。なお、戦前は太鼓を使う例は少なく、 浴衣 などの普段着姿で 手ぬぐい を頭に巻くというスタイルが主流であった。。念仏にゃーの存在は 大正 の終わりごろにはほぼ消滅している。
戦後、エイサーは 沖縄市 など本島中部を中心に大きくスタイルを変えた。この地域は青年層の人口が多く、旧 コザ市 (現在の沖縄市)で 1956年 に始まった全島エイサーコンクール(現・全島エイサー祭り)の影響もあって、観客を意識した派手な衣装や太鼓のパフォーマンスなどが取り入れられた。一方で、 名護市 以北の本島北部では伝統的な手踊りのエイサーも続けられている。
全国的には 1990年代 以降に沖縄県出身者が中心となって多くのエイサー団体が設立された。また、県出身者以外の愛好者の加入や独自団体の設立も増えていると言われる。国外で踊られた例として、 アメリカ合衆国 や フランス などがある。また、「 おもろさうし 」に「ゑさおもろ」(「おもろ」は歌謡の意)の語があり、これを由来とする説がある。
進行
エイサーは 旧暦 の盆の送り(ウークイ)の夜に行なわれる。近年は盆の迎え(ウンケー)から数夜連続で行なわれることが多い。
旗頭を先頭とした一団は、地域の各戸を回り、それぞれの家の祖先の霊が無事に後生(グソー、「あの世」の意)に戻れることを祈願することを述べ、エイサーを踊る。踊りが一段落すると一団は 酒 や 金 を受け取って次の家へ向かい、祈願と踊りを繰り返す。このようにして家々を回り歩くことを 道ジュネー と呼ぶ。
エイサーは 町内会 単位で結成されることが多いが、その境界では複数のエイサーがかち合うことがある。この時には双方が一層声を高くし、踊りに熱を入れる。これをエイサーオーラセーまたはエイサーガーエーと呼ぶ。
構成
エイサーは、地域の集落単位で若者を中心として一団(青年会)を結成して行なわれる。
太鼓エイサー
太鼓エイサーは現在では全県的に盛んであるが、特に 沖縄市...






