『
カバチタレ!
』は
青木雄二
監修、
田島隆
原作、
東風孝広
作画により、
講談社
の
漫画雑誌
「
モーニング
」1999年5月
から2005年30号まで連載されていた
漫画
作品、およびこれを原作とした
テレビドラマ
である。
その後、「モーニング」2005年33号からは続編となる『
特上カバチ!! -カバチタレ!2-
』(とくじょう-)を連載している。2010年1月からは『特上カバチ!!』を原作としたテレビドラマを放送。
概要
行政書士
事務所を舞台にして、法を駆使する法テクで社会的弱者を守っていくという物語である。
同じく
田島隆
原作、
東風孝広
作画により
イブニング
で連載している事件屋をテーマにした作品『
極悪がんぼ
』とは世界観が共通しており、『極悪がんぼ』の主人公である神崎守と本作の主人公である田村が鉢合わせする場面がある他、『極悪がんぼ』において大野事務所と神崎の対決があった。また、監修者である
青木雄二
の作品『
ナニワ金融道
』に登場する帝国金融の広島支店の看板も登場しており、同一の世界観にあることが示唆されている。
タイトルについては、主人公の田村が行政書士試験に合格するまでは『
カバチタレ!
』、試験に合格して資格を取ってからは『
特上カバチ!! -カバチタレ! 2-
』と変更されている。このタイトルに入っている「カバチ」とは
広島弁
で
屁理屈
を意味し。
東京の大学を卒業後、銀行員、司法書士補助者を経て行政書士事務所に勤務。行政書士事務所を退職後、広島に帰郷した際に大野事務所と借金返済事案で争ったことがきっかけとなって入社した。
依頼者に感情移入することなくビジネスとして捉えつつ、依頼者の依頼が全てというスタンスを貫く。ビジネスライクに接する為、時として見せる冷徹な面に田村が反発して対立することも多い。
大野 勇(おおの いさむ)
大野事務所の所長であり、トラックドライバーからのしあがってきた苦労人である。田村や住吉、金田は「大野先生」と呼ぶが、栄田や重森からは「ダイ」或いは「大センセ」と、検備沢からは「イサムちゃん」と呼ばれている。
普段は常に飄々としているが、いざ事件に臨むと強いカリスマ性のもと、駆け引きと法理論を駆使する事務所の責任者である。ただし、書面作成や提出といった作業は普段している描写がなく、金田の独立直後で田村も金田の手伝いに行っていた時にやっていた程度である。この時も栄田や重森より作業効率が悪く、栄田には事務所の経営者であるにもかかわらず「真っ先にリストラすべき」と言われている。
所員には厳しく接することも多く、『カバチタレ!』では栄田や重森が大野の怒りを買うことを恐れて競売妨害まがいのことをするシーンも描かれている。また、『特上カバチ!!』では特に田村に厳しく、住吉と対決した貸付金の事案では安易に栄田を頼ろうとした田村に「補助者の受け売りを依頼者に薦めるつもりか」と叱責し、またセクハラの事案では相手方の要求をほぼ丸呑みしたことについて「お前は法律屋失格だよ」「頼ってきた依頼者を相手方に差し出す法律屋になるとはの」と激怒している。
重森 寛治(しげもり かんじ)...