カーネーションとは
カーネーション (英:carnation、学名: Dianthus caryophyllus )は、 ナデシコ科 ナデシコ属の多年草。別名にオランダナデシコ、ジャコウナデシコ、オランダセキチクなど。
原産地と名前の由来
原産は 南ヨーロッパ および 西アジア の 地中海 沿岸といわれている。カーネーションという名前の由来には諸説あり、肉( ラテン語 :carn)の色の花という説や、戴冠式を意味する語のコロネーション(coronation)が訛ってカーネーションとなったとの説もある(corona: ギリシャ語 で王冠の意味)。
歴史
地中海沿岸から西アジアの原産のため古くから、可憐な花容を愛された。とくに イスラム世界 では バラ や チューリップ と並んで、愛好された植物である。 イスラム教 では 偶像崇拝 が禁止されているため、 モスク などの装飾には アラベスク という幾何学模様や草花の文様が使用された。このアラベスクの意匠にカーネーションの花はしばしば使用されている。なお スペイン 、 モナコ公国 、 ホンジュラス の 国花 である。
カーネーションが世界的に普及したのは 母の日 の成立が大きく関わっている。「母の日」に母親に贈呈する花として世界中で愛好されることになった。
17世紀にはイギリスでフローリスト(園芸愛好家)達によって栽培され、 オーリキュラ や チューリップ 等と並び フローリスツ・フラワー の一つとして大きく進展を見た。18世紀を通じて品種が増え、やがて「ショウ・カーネーション」が生まれ、これが19世紀の主流となった。この花の特徴は花弁の縁の鋸歯がなくなり、花弁の配置を幾何学的な整形に近づけたもので、現代のカーネーションとは異なっている。この時代にはまだ バラ の改良もそれほど進んでおらず、カーネーション、オーリキュラ、チューリップは時代の先端を行く園芸植物であった。
19世紀中頃になるとフランスでの育種が進み、1840年にダルメイスが「パーペテュアル系」を作出、更に1857年にはやはりフランスで「マルメゾン系」が誕生した。これらが現代の営利用カーネーションに繋がっている。
なお、日本には江戸時代初期以前に輸入され、アンジャベルまたはアンジャ(蘭:anjelier、tuinanjelier)と呼ばれた。 享保...






