クレンザーとは
クレンザー (英語からの外来語:cleanser)とは、主として ケイ酸鉱物 などを 研磨材 として含んだ、 食器 や金属器を洗浄するための 洗剤 、 基礎化粧品 の 洗顔料 を指す。
歴史
クレンザーの現れる前まで、金属器を磨くために 磨き砂 と呼ばれる 炭酸カルシウム を主とした磨き粉が用いられていた。これらは単に細かい 粒子 で表面を磨くだけのであり、 界面活性剤 を含んでおらず洗浄能力はそれほど高いものではなかった。
このため 日本 では 大正時代 から、この磨き砂に 石鹸 などの洗浄成分を配合した、食器など台所用品に特化した クレンザー が発売されるようになった。その後、石鹸に変わり 合成洗剤 が利用されるようになるとクレンザーにもそれらが配合されはじめるなど、配合する成分が変化するとともに、研磨材なども炭酸カルシウムから シリカ や ゼオライト などケイ酸を主とするものに変化してきた。
クレンザーは 昭和期 前半から一般に普及し始め、中期には広く利用されるようになるが、その後、高性能な合成洗剤の増加に押され、台所洗剤の主役を譲ることとなった。しかし、現在でも、 シンク や ガスコンロ などの洗浄などにおいて需要は大きい。
概要
クレンザーの他の洗剤との違いは、表面を研磨するための研磨材を含む点である。現在のクレンザーのに含まれる研磨成分の直径は 約数十 μm ほどと小さく、これらの粒子が 金属 などの表面に付着した汚れを物理的に削り取るため、界面活性剤だけでは落としにくい焦げ付きや 錆び など 不溶性 の汚れを落とすことができる。
この研磨成分は非常に硬いため、 漆器 や 塗装 面に使用すると 漆 や 塗料 を削り、剥がしてしまう恐れがあるため適さない。また、 金 や 銀 の 貴金属 についても同じように傷つけてしまうことで輝きが失われてしまうため、使用は控えるべきである。
クレンザーは、 粉末クレンザー と 液体クレンザー に大きく分けられる。両者の違いは主に含まれる研磨材の割合の違いである。粉末クレンザーは研磨材を90%ほど含んでいるのに対し、液体クレンザーでは、50%前後である。両者とも用途や成分などに大差はないが、粉末クレンザーのほうがより洗浄効果が大きく、液体クレンザーは粉末のように周りに飛散することがないため、使用しやすいと言われている。
語源
クレンザーという言葉は、 英語 の cleanser...






