シエスタとは
シエスタ ( Siesta )は、 スペイン語 で 昼寝 (午睡)のことである。または、 スペイン語 圏を中心に 生活習慣 として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00~16:00が目安)を指す言葉である。
Siesta という言葉は、 ラテン語 の HORA SEXTA (第六時)における SEXTA を由来とする。すなわち日昇を基準として「第6時」、つまりだいたい正午辺りの時間帯を指す。 ポルトガル語 では、同 語源 の語で sesta (セスタ)と呼ばれる。
午睡の習慣は 中国 ・ インド などの 熱帯 ・ 亜熱帯 地域や 地中海性気候 である 地中海 沿岸の ギリシャ ・ イタリア ・ 中東 ・ 北アフリカ でも一般的に見られるが、本稿では、 スペイン本国 を中心にスペイン語圏における事象のみを扱う。
概要
典型的なライフスタイル
伝統的なスペインの昼食の時間は日本よりも遅い。しっかりした食事を摂った後に午睡となる。昼下がりの時間帯がシエスタ時間である。この時間帯(午後3時頃)は商店、企業、官公庁などの多くが休業時間となっており、しばしば事情を知らない外国人旅行者が戸惑うことになる。オフィスワークの場合、シエスタの後は再び仕事に戻る。昼食と同様、夕食も日本よりも遅く、したがって就寝時刻も遅い。しかし、朝は早い。つまり、シエスタをするからといって睡眠過多にはならない。トータルの睡眠時間は、シエスタなしのライフスタイルと大差ない。 EU 統合によって、北の諸国の習慣にあわせてシエスタの慣習を廃止する傾向がみられる。例えば、 2006年 1月1日 よりスペインの 公務員 についてはシエスタ制度が廃止された。
シエスタの効用
一般的に人間の サーカディアンリズム は、午前中は上昇、正午頃をピークにして午後2~3時ごろにかけて活性が低下する。午後4時すぎに再び上昇に転じて数時間活性化した後、就寝時間に向けて再び低下、就寝中の深夜2~3時に最低となる(健康的な朝型生活の人の場合)。心身の活性が低い午後の2~3時を睡眠時間にあてることは合理的な行動である。この時間帯は交通事故が起こる頻度も上昇する。






