チャクラとは
チャクラ ( cakra , chakra, cakkra, चक्र)は、 サンスクリット で「車輪・円」を意味する語。漢訳は「輪」(りん)、チベット語では「コルロ」(khorlo)という。インド起源の神秘的身体論における、物質的な身体(粗大身)と精微な身体(微細身)にある複数の中枢を指す。
ヨーガでの用法
ヒンドゥー教 の ヨーガ では、人体の頭部、胸部、腹部で、輪または回転する車輪のように光っているように感じられる箇所を言う。数は6または7箇所と言われるが、それとは別に8箇所あるという説もあるなど、一定ではない。 画像 では光る 蓮華 で表現される。猿であったときの尻尾の名残の尾てい骨から発生する蛇を、チャクラを通じて頭から出すのが目的といった見解がある。
- ムーラーダーラ(Mooladhara)・チャクラ:会陰
- スヴァーディシュターナ(Swadhisthana)・チャクラ:陰部
- マニプーラ(Manipura)・チャクラ:腹部
- アナーハタ(Anahata)・チャクラ:胸
- ヴィシュダ(Vishuddhi)・チャクラ:喉
- アージュニャー(Ajna)・チャクラ:眉間。インド人は、ここに ビンディ をつける。
- サハスラーラ(SahasrAra)・チャクラ:頭頂(Sahasraは千、Araは花弁。6箇所の場合、含まれない。一説に 千手観音 の千手千眼はこのチャクラのことという)。
簡易的には背骨の基底部から数えて第1チャクラ、第2チャクラ……という呼び方もする。
チベット仏教の指導者である ダライ・ラマ14世 は、その場所に心を集中すると何かしらがあるという反応が得られると述べている。
仏教タントラにおけるチャクラ
インド仏教の 金剛乗 の タントラ 経典では以下の四輪があるとされていた。
- 応身のチャクラ(臍)
- 法身のチャクラ(胸)
- 報身のチャクラ(喉)
- 頭部の蓮華(脳)
インド密教を継承したチベットの無上瑜伽タントラでは以下のチャクラがあるとされる。
- 大楽輪(頭頂)
- 受用輪(喉)
- 法輪(胸)
- 変化輪(臍)
- 守楽輪(秘密処=下丹田にあたる)
中国
中国の 道家 や 内丹術 の伝統的な身体論には、インドのチャクラに比すべき 丹田 という概念があるが、近代の内丹術の中でも清代の閔小艮の一派はヨーガの七輪の概念を取り入れている。
西洋への伝播
ヨーガの伝播と共にチャクラの概念も伝播した。数は7箇所で 内臓 の各部に充てられるようになった。また、その振動の周波数などを解明したとする研究者もいる。他の行法である 近代西洋儀式魔術 などにも概念が取り入れられた。...






