トレードとは
トレード (Trade)とは、団体プロスポーツ競技のチームに所属する選手が、他のチームへ移籍をすることをいう。競技によって定義は異なるが、その選手本人に自発的な移籍意思がないことが多い。
プロ野球
プロ野球では、 フリーエージェント 、自由契約後、 ポスティングシステム などの移籍以外をトレードと呼ぶ。異なるリーグ間の球団で、レベル的に近いお互いの選手を入れ替える交換トレードが多いが、移籍元球団に 金銭 を支払って選手を迎え入れる金銭トレード、交換トレードと金銭トレードの併用もあり、同じリーグの球団でトレードが行われるケースもある。何の代償もなしに選手を譲渡する 無償トレード と呼ばれるものもある(金銭トレードでも移籍金が非常に低額な「実質無償トレード」という場合もある。 巨人 が 本原正治 ほか1名を ダイエー に譲渡したときの移籍金は二人で数十万円だったといわれる)。また、3球団を巻き込んだトレードは 三角トレード と呼ばれる。通常のトレードは選手の意思に関係なく球団間の合意で決定されるが、 門田博光 が オリックス 、 ダイエー に移籍した場合のように本人の希望による場合も希にある。
また、特に技能面と人間性で優れた中堅・ベテラン選手のトレードの場合、選手に新天地での活躍のチャンスを与えるという目的と同時に、現役引退後に コーチ などの指導者としていつかはチームに戻す事を前提として、その為に必要な(そして、単一の球団にいただけでは得られない様な)様々な知識・経験を他球団で受ける指導を通じて積ませるという長期的な観点が、移籍元チームにとっては目的の1つとなっていることがあり、移籍元の球団の関係者が「いつかは指導者として球団に戻ってもらう人材なので、一度他球団で勉強してきてほしい」という趣旨のコメントを、送り出す選手への餞として出す事も見られる。これは一見すると移籍先チームにとっては長期的に見てある種のマイナス行為とも解釈されかねないものであるが、実際には若手の手本となる選手を受け入れる事でチームに刺激を与え、また人的資源として有用な選手を有効利用すると同時に、将来は指導者として球界に貢献させ、長期的に野球界全体のレベルアップを担う人材を育成するという大局的な観点から、このパターンのトレードは概ね肯定的に行われている。
玉木正之 「プロ野球大事典」( 新潮文庫 )によると、かつてのアメリカのトレードにはずいぶんと変な代償が存在したという。たとえば、 サイ・ヤング が若手時代にトレードされた時の移籍金「スーツ1着」、 レフティ・グローブ...






