バタフライとは
バタフライ (butterfly stroke)は、 競泳 の泳ぎ方の一つで、両腕は同時に前後に動かし、両脚は同時に上下に動かして泳ぐ。腕・脚ともに、交互に動かしてはならない。
速度と人間工学的知見
バタフライは クロール に次ぐスピード泳法である。トップスイマーのスピードは約1.98 m/sであり、これはクロールの2.17 m/sと遜色ない。当然ながら、 背泳ぎ の1.84 m/sや 平泳ぎ の1.67 m/sよりも速い。バタフライのストローク中では、プッシュとプルのときには、クロールよりも速いが、リカバリー時がクロールよりも遅くなる。バタフライはフォームに敏感な泳法であり、タイミングの悪いフォームでは、速く泳ぐことはできない。それどころか、腕と上体が上がらなくなり息継ぎしにくくなる。これが多くの人からバタフライは難しいとか、あるいは正しいフォームを身に着けるのに時間がかかると敬遠されている理由である。しかし、正しいフォームさえ身につければ、バタフライは平泳ぎよりも少ないエネルギーで、しかも速く泳ぐことができる泳法である。
歴史
バタフライは平泳ぎから発展した。当初、平泳ぎの泳法規定は「うつぶせで、左右の手足の動きが対称的な泳法」と定められていた。そこで 1928年 の アムステルダムオリンピック 開催時に、ドイツの エーリッヒ=ラーデマッヒェル が、現在のバタフライに似た手の掻きと平泳ぎの足の掻きを組み合わせた泳法で平泳ぎ競技に出場し(結果は日本の 鶴田義行 に次ぐ銀メダル)、その後 1936年 の ベルリンオリンピック で数名の選手がこの泳法により好成績を収めると、 1952年 の ヘルシンキオリンピック では平泳ぎにおいて、ほとんどの選手がバタフライの手の掻きを用いるようになった。そこで 国際水泳連盟 は、 1956年 の メルボルンオリンピック から、独立した種目として扱うようになったが、この時ある選手が膝を痛めて平泳ぎの足の掻きが出来なくなり、両足を上下に動かす現在の足の動き(ドルフィンキック)を考案した。ちなみに、考案者は日本人の 長沢二郎 だと言われている。
永井一郎(アニメのサザエさん波平の声優)が自著「バカモン!」のなかで、「平泳ぎにドルフィンキックを組み合わせたのは私が最初だ」との記述がある。
ルール
審判長の笛の合図の後、スタート台に乗り、静止。出発合図員の「 Take your marks... (日本では、「よーい」)」で構えたのあとは、 号砲まで静止しなければならない...






