ペンギンとは
ペンギン (Penguin) は、 ペンギン目 (学名:Sphenisciformes)・ ペンギン科 (学名:Spheniscidae)に属する鳥類の総称である。主に 南半球 に生息する 海鳥 であり、空を飛ぶことができない。
なお、今では使われることは稀だが、「人鳥(じんちょう)」「企鵝(きが、企は爪先立つの意、鵝は ガチョウ )」という表記もある。
形態
ペンギンは、現在では6属18種だが、 化石 から、かつてはもっと多くの種類が存在したことがわかっている。属や 種 を特徴付けるのは頭部周辺で、それぞれ特徴的な形態をしている。
現生ペンギンの最小種は コガタペンギン (リトルペンギン、フェアリーペンギン、 Eudyptula minor )で体長は約40cmである。
最大種は コウテイペンギン ( Aptenodytes forsteri ) で、体長100~130 cm に達する。ただし、 絶滅 種の ジャイアントペンギン ( Pachydyptes ponderosus ) や、 ノルデンショルトジャイアントペンギン ( Anthropornis nordenskjoeldi ) はコウテイペンギンよりも更に大型のペンギンだった。
多くの鳥類は陸上において胴体を前後に倒し、首を起こす姿勢をとるが、ペンギン類は胴体を垂直に立てた姿勢をとる。 翼 は退化し、 ひれ 状の「フリッパー」と化していて飛ぶことができない。首が短く、他の鳥類とは一線を画す独特の体型をしている。
世間一般では「脚が短い」と思われているが、実際には体内の脂肪の内側で脚を屈折した状態であることが確認されている。関節はこの状態のまま固定されているので、脚を伸ばす事はできない。体外から出ているのは足首から下の部分だけである。なお、成鳥ではほとんど脂肪に隠されており表面上見ることは出来ないが、生後まもなくの脂肪の少ないペンギンではその骨格がはっきりと見てとれる。
生態
陸上ではフリッパーをばたつかせながら歩く姿がよく知られているが、氷上や 砂浜 などでは腹ばいになって滑る。これを トボガン という。
海 中では翼を羽ばたかせて泳ぐ。ペンギン類で最も速いと言われる ジェンツーペンギン の水中速度は最大36 km/h に達する。 イルカ のように海面でジャンプすることもあり、水中から陸上に戻るときにはいったん深く潜り、勢いを付けて飛びあがる。独特の体型は海中を自在に泳ぐことに特化したものといえる。






