ミリタリーとは
軍事 (ぐんじ、Military affairs)とは 戦争 、 軍人 、 軍隊 などに関する事柄の総称である。
概要
軍事は軍隊が司る事柄を指す用語であり、その内容は公共的利益と 政治 的な重要性を伴うものである。軍事は民事 (Civil affairs) の対概念であり、 外交 や 経済 などと並ぶ 政府 の主要な 行政 機能の一つに位置づけられる。軍事がなぜ公益と重要性を伴っているかを理解する上で、フィレンツェの政治思想家の ニッコロ・マキアヴェリ の見解が参考となる。彼は『 政略論 』やにおいて「戦いに訴えねばならない場合に、自国民からなる軍隊をもっていない指導者は国家は恥じてしかるべきだと思う」と論じている。なぜならば、自らの安全を自力で確保する意志がなければ、 国家 の独立と 平和 を期待することはできないからである。戦争が勃発することは不可避であり、それに対処するために軍備が必要であるという 現実主義 の 政治思想 は軍事の基本的な考え方となっている。
軍事の基本的な問題とは軍隊の根本的な任務である 戦争 における 戦闘 に勝利することにあると要約することができる。ただしこの基本的な問題に関しても幅広い視角が存在している。例えば 自然科学 の視角から軍事問題を観察すれば、戦場の 地理学 的特性、戦闘で使用される 武器 や 兵器 などの 工学 的性能、 戦闘力 や戦闘行動の 数学 的な性質などの側面が認められる。これに 社会科学 の視点を導入すれば、戦闘行動をより大局的な観点から指導している国家の 安全保障政策 や 国際法 との関係、軍隊を支える国家の行政機能、戦闘を組織化する 戦略 と 戦術 、そして作戦計画を具体化するための補給や輸送、通信などの 兵站 活動などの多くの側面があることが分かる。さらに 人文科学 の視座を持ち込めば、戦争に関する文学的記述、戦闘の様相に関する歴史的観察、戦闘における兵士の心理的反応などの着眼点も指摘することができる。つまり軍事とは軍隊の活動である戦争と戦闘において勝利するための諸々の問題であるが、広義においては上記で述べたような複雑な諸問題を含んでいる。
複雑さに加えて軍事という問題は時代に応じて流動的である。軍隊の使命は歴史を経て変化しつつあり、古代ギリシアの歴史家 ヘロドトス が『 歴史...






