ロフトとは
ロフト (Loft)とは、原義では建物の最上階または 屋根裏 にある部屋を指す。 天井 の下でなく直接 屋根 の下にあり、 倉庫 などに使われる。こうしたロフトを住居用に改造した(または新築された)、天井の高い空間(主に アトリエ や スタジオ など、美術・音楽作品の制作に使用される)を備えた 集合住宅 は「ロフト・アパートメント」(loft apartment)と呼ばれる。
屋根裏部屋としてのロフト
屋根の直下にある部屋や階は、めったに使わない物を置く倉庫として使われる。またこうした屋根裏や最上階が特殊な用途のために使われることもある。例えば 教会 の中の「クワイア・ロフト」(choir loft)と呼ばれる聖歌隊席や、 オルガン を置くための「オルガン・ロフト」(organ loft)、一般住宅の「スリーピング・ロフト」(sleeping loft)と呼ばれる屋根裏の 寝室 などはその一例である。
こうした物置などとしてのロフトは、「屋根裏部屋」のおおざっぱな同義語としても使われる。屋根裏とロフトの違いは、屋根裏は建物の一つの階全体に広がるのに対し、ロフトは建物の一室または少数の部屋の上にあり、物の上げ下ろしのために床の一方向または多方向が途切れており、下の部屋からの吹き抜けになっていることにある。 納屋 の屋根裏にある「ヘイ・ロフト」(hayloft)は、一年分の干し草を積んでおくために下の階の部屋より広く取っていることもある。
ロフト・アパートメント
アメリカ などにおける「 ロフト・アパートメント 」(loft apartment、賃貸用)や「ロフト・コンドミニアム」(loft condominium、分譲用)は、かつて 工場 や 倉庫 などとして使われた建物を改造した集合住宅を指す。産業用の建物を賃貸や分譲用の集合住宅に改造することを、一般的に「ウェアハウス・トゥ・ロフト」(warehouse-to-loft)ということもある。路上に面した一階部分を商業用に、上層階をロフト形式の住宅にするような開発を単に「ロフトスタイル」(loft-style)と称することもある。
工場・倉庫では、もともと作業用に各階の天井高が高めに作られているため、住居としての改造に当たり一つの住区画の一部に 中二階 や階段を増設して居住空間を増やし、残りの天井の高い部分は作品制作のためのスタジオやアトリエ、あるいは吹き抜けの居間にされる。また工場・倉庫の時のままのレンガ壁やコンクリートの床をそのまま利用し、むき出しの状態であることを売りにされることもある。ロフト形式の集合住宅は、老朽化した工場街や倉庫街を再生して街の新しい「芸術地区」として売り出すにあたり、 ギャラリー などとともに古い建物の中に導入されることが多い。
荒廃した廃工場や廃倉庫のロフトは、安価で広く窓も大きく、明るい制作空間を必要とする 芸術家 などの間でもともと人気があったが、後に芸術家のような ボヘミアン的...






