一太郎とは
一太郎 (いちたろう)は、 ジャストシステム が販売する 日本語 ワープロソフト の名称であり、同社の看板製品である。また、同社の 登録商標 となっている。現在の最新バージョンは「一太郎2010(20) 2 」である。
名前の由来
創業者・ 浮川和宣 氏が学生時代に 家庭教師 をしていた際、後に病死した受け持ちの中学生「太朗」君の名にちなんで命名された。「太郎」が日本の男の子の代表的な名前であることや、「太郎よ、日本一になれ」という思いを込めている。「新太郎」も候補になったが、「新バージョンが出たとき混乱する」という理由で却下され、一太郎という名称になった。
また偶然ではあるが、ジャストシステムの地元 徳島県 ではこれが開発された当時に徳島市立動物園で、全国的にキリンの太郎と象の花子のラブロマンスが話題になっていた。そのためか、ほとんど発売時期の同じ同社のグラフィックソフトの名前は「 花子 」となっている。
概説
一太郎Ver.1の発売当時は、日本語ワープロソフトウェア業界では 管理工学研究所 の「 松 」が大きなシェアを占めていた。当時としてはいち早く DOS ベースで開発された一太郎は、 PC-9801 のアーキテクチャに依存していた松と差別化し、 日本語入力フロントエンドプロセッサ (FEP)の採用・多機種への移植・松のほぼ半値という、低価格ながらも引けを取らない機能などで「松」の牙城を崩し、やがて日本語ワープロソフトの代名詞的存在として圧倒的なシェアを占めていった(この当時は「プアーズ松」という呼ばれ方もあった)。事務所などのパソコンでは一太郎のみを使用することが多く、一太郎が『パソコン自体の名称』であるとさえ誤解している人も存在した。現在は一般的な日本語入力の操作になっている「スペースキーで かな漢字変換 ・リターン(Enter)キーで変換候補の確定」というスタイルは、JS-Wordから引き継いだ一太郎(ATOK)独特の操作法が、 実質標準化 していったものである。
しかし、完成度が高く独占的なシェアを得ていたVer.3から、ジャストウィンドウを採用し 花子 などファミリーソフトとの統合を図ったVer.4への切り替え時に失敗し、ごく短期間にVer.4.3までバージョンアップした。Ver.4およびジャストウィンドウは、当時としては高価だった EMS メモリや ハードディスクドライブ...






