国債とは
概要
国債は発行時に償還期限と 利率 が定められており、購入者はこれに応じた 利息 を受け取ることができる。償還期限を迎えると、元金である国債の発行時の金額(額面額、または額面価格という)が支払われる。
国債は他の債券同様、発行された後でも市場で売買できるため、価格は常に変動している。国債価格とその裏返しとしての国債金利( 長期金利 )は世界情勢や、国債を発行している国の社会動向、経済状態を反映するため、政治的にも非常に重要な要素である。
日本の場合一般に国債=借金というイメージが強いが国債=株券、国債金利=配当が実情に近い。
現代においては、国家への融資であるため、比較的安全な投資であるとされる。しかし、過去には 2000年 に アルゼンチン がデフォルト( 債務不履行 )を宣言している例がある。国債の信用力については、民間会社による格付けが行われている。
歴史
国債をめぐる政策は、広義の近代化である 大航海時代 以来、長く社会問題の軸になってきた。 君主 が発行する公債は、君主の私的債務か国家の公的債務かの区別が曖昧だった。償還の原資が必ずしも保証されておらず、資金繰りに困った君主により恣意的に債権放棄させられる危険性ばかりでなく、次代の君主が先代の債務を引き継がないなどの原因でしばしばデフォルトに陥った。そのため、公債は償還期限が短期でリスクを反映して利率が高く、それゆえ君主が返済に困ってデフォルトを繰り返すという悪循環を繰り返していた。 絶対王政 の時代には欧州の君主はしばしば戦争を行い、それらの戦費はこうした公債で賄われることがしばしばであった。
償還期限が長期で利率の低い(すなわちリスクが低い)国債が安定して発行されるのは、恒久的な 議会 が 国家 の 歳出 と 歳入 ・ 課税 に関する権利を国王から奪取し、君主の私的財政と国家の財政( 国庫 )を分離する時代まで待たなければならなかった。 オランダ では ホラント州 の議会がそのような先鞭を付け、オランダ国王はホラント州議会の保証を裏付けとして公債を発行することができた。
イギリス は ウィリアム3世 の時代にオランダの制度を導入して、国債の発行時に返済の裏付けとなる恒久的な税を創設することなどが行われるようになった。 名誉革命 と 権利章典 により、議会が 国庫 と課税を管理し、君主は議会の同意なしに課税も国庫からの支出も行えなくなった。イギリス議会は コンソル債...






