地球儀とは
地球儀 (ちきゅうぎ)とは、 地球 を 球体 で表現した 模型 である。平面に描かれた 地図 では 方位 ・ 角度 ・ 距離 ・ 面積 のすべてを同時には正しく示せないが、地球儀は地球と同じ球体であるため、そのいずれにおいても狂いがほとんどない。地球儀の 縮尺 は様々であるが、縮尺とサイズを独立に決められる平面の地図とは異なり、地球儀は縮尺を決めると球体のサイズも決まる。地球儀と同じような製法で 天球儀 ・日球儀・月球儀・火星儀なども作られている。
歴史
紀元前150年 前後に キリキア 地方(現在の トルコ )のマルスで( キュニコス派 の哲学者 クラテス (Crates of Mallus) によって作られた地球儀が、最古のものとされている。 中世 においては、 イスラム世界 で地球儀が製作された
日本では、 1606年 に 林羅山 が キリスト教徒 が唱える 地球球形説 を論難して ハビアン と議論した際に登場した「円模の地図」が地球儀であったとされている。その後、 渋川春海 や 司馬江漢 が西欧のものを真似て地球儀を作成し、 本木良永 も地球球形説を支持した。
作成法
現代において大量生産されている地球儀は紙製の 世界地図 を球体に貼り付けて作成する。まず平面上に世界地図を描き、次に描かれた世界地図を細長い紡錘形にカットする(この紡錘形の紙をゴアという)。このとき、 赤道 近くはほぼもとの地図のまま残るが、極に近づくほど細くなる。こうして作ったゴアを球体に貼り付けていく。貼り付けた後、極地方のゆがみを修正するため、北極・南極それぞれに円形の地図を貼る。襠の数を多くする(細かく分ける)ほど、極地方を引き伸ばす率が低くなり、地球儀の正確さが高まる。しかし、実際の地球は完全な球体ではなく、赤道近くでやや膨らんでいるため、それを表現することは極めて難しく、量産品においては実現できていないのが現状である。
ビーチボール に地図を印刷した簡易式のものは安価で扱いやすいため、手広く出回っている。「グローブボール」という商品名で売られている。






