地震とは
地震 (じしん)とは、普段は固く密着している地下の 地盤 や 岩盤 が、一定の部分を境目にして、急にずれ動くこと。また、それによって引き起こされる地面の 振動 。正確には、前者を「 地震 (じしん)」と呼び、後者を「 地震動 (じしんどう)」という。一般にはどちらも地震と呼ぶ。通常は地震というと地震動を意味することが多い。
太陽 や 月 との 潮汐 が発生の引き金になるとの指摘もあるが、推測の域を出ていない。月で発生する地震は 月震 と呼ばれる。
概要
地震は、地下の地盤や岩盤のずれ( 断層 )が生じることで発生する。断層のずれによって生じた振動は地中を伝播し、地表でも揺れ(地震動)を生じる。断層は、地下でずれ動くだけで地表に現れないことが多いが、大きな地震の時には地表にも現れることがある。
また、地下で断層が動いた時、最初に動いた地点(地震波の発生源)を 震源 と呼び、地上における震源の真上の地点を 震央 と呼ぶ。テレビや新聞などで一般的に使用される震源図は震央の位置を示している。一度の地震では、震源だけではなく震源の周囲数m~数百kmの地盤でずれが発生する。このずれの範囲を 震源域 と呼ぶ。
地震により発生する振動波を 地震波 と呼ぶ。地震波には、地中を伝わる「実体波」( P波・S波 )と、地表を伝わる「 表面波 」(レイリー波・ラブ波)がある。大きな地震動はしばしば建造物を破壊させるなどの 災害 の要因となる。また海域で発生する大規模な地震は 津波 を発生させることがある。そのため、各国の行政機関や大学等によって地震の発生状況が日々監視されている。被害を引き起こすような揺れのもとは主にS波だが、P波、レイリー波、ラブ波も振幅や周期によっては被害を引き起こすような揺れとなる。
規模の大きな地震は、 本震 の他に 前震 ・ 余震 を伴うことがある。本震の前に起こるものが前震、後に起こるものが余震である。ただし、本震の区別が容易でない地震もあり、断層のずれの程度や前後に起こる地震の経過、断層の過去の活動などを考慮して判断される。余震の発生する範囲は、震源域とほぼ重なる。
大半の地震は1回の岩盤のずれのみで終わることは無い。規模が大きな地震であるほど、本震の後に起こる余震の回数・規模が大きくなる。この余震の経過を示す法則には 大森房吉 が発見した「余震の大森公式」を改良したものがある。
地震の大きさを表現する指標は主に2つある。 マグニチュード (M) は地震が持つエネルギーの量を表す指標で、 震度 は地表の各地点での揺れの大きさを表す指標である。Mは地震ごとに毎回1つの値が出るが、震度は観測点ごとに出るため毎回多数出る。「震度○の地震」という場合の震度は、その地震での最大の震度のことである。
マグマ の上昇などによって起こる火山内部を震源とする地震を 火山性地震 、 爆薬 などにより引き起こされる震動を 人工地震 と呼ぶ場合がある。人工地震に対し、自然に発生する地震を 自然地震...






