歯磨き粉とは
歯磨剤 (しまざい)は、 歯磨き の際に使用される製品である。一般的に使用される物は チューブ 入りの ペースト で、練歯磨剤(練り歯磨き)と呼ばれている。一部、この練り歯磨きも含め歯磨剤全般を「歯磨き粉」と呼ぶ人がいるが 「歯磨き粉」 は 「練り歯磨き」 と同様、歯磨剤の種類の一つであり、 誤用 である。歯磨剤は 歯ブラシ に適量付着させて使用し、歯磨き後は嚥下せずに吐き出す。日本では 薬事法 により 化粧品 、 薬用化粧品(医薬部外品) に分類されている。
歴史
最初の歯磨剤は、紀元前1550年頃の 古代エジプト の医学書の内容が記載された パピルス であると言われている。その エジプト では、 4世紀 頃には 食塩 ・ 黒胡椒 ・ ミント の葉・ アイリス の花を混ぜ合わせた粉末の歯磨剤が使用されていた。 古代ローマ では、人間の 尿 に含まれている アンモニア が歯を白くするものと考えられ、尿が歯磨剤として用いられていた。
日本では 1625年 、 丁字屋喜左衛門 が江戸で『丁字屋歯磨』『大明香薬』と呼ばれる歯磨き粉を販売開始した。この歯磨き粉の成分は 琢砂 という非常に目の細かい研磨砂に、 丁字 や 龍脳 などの各種 漢方薬 を配合したもので「歯を白くする」「口の悪しき匂いを去る」と キャッチコピー も添えられていた。この類の歯磨き粉と 房楊枝 を使用し、江戸の庶民は歯磨きを行うことが日常習慣となっており、当時の浅草寺には200軒もの房楊枝屋が並ぶほどの繁盛ぶりであった。
18世紀 の アメリカ合衆国 では、焦げた パン を混ぜた歯磨剤が使われていたことが明らかになった。また、「ドラゴンの血」( dragon's blood )と呼ばれる混合 樹脂 に シナモン や焦がした ミョウバン を混ぜた歯磨剤もあった。...






