目薬とは
目薬 (めぐすり)は、「 点眼薬 」「 点眼液 」の 俗称 で、 目 に直接投与する液状の 薬 である( 薬事法 で 医薬品 に分類されている)。市販されているものと、薬局で処方箋なしで買えるもの、 医師 から処方されるものがある。
歴史
- 古代 エジプト 時代、 人間 が目脂に 虫 が付かないように目に薬を塗っていたのが始まりと言われている。
- 日本 では 江戸時代 に硫酸亜鉛溶液「精金奇水」が売られていた。 明治時代 に入り、田口參天堂(現・ 参天製薬 )が 1899年 に点眼方式の目薬を初めて開発し「大學目藥」として発売する。当初は綿棒に薬液を染み込ませ、垂らして点眼していたが後に瓶入りの薬液をスポイトで吸い取り点眼する方法となった。しかし、これらの方法は適量の点眼に向いておらず不衛生である点が問題となっていた。
- 1931年 、信天堂山田安民薬房(現・ ロート製薬 )が両口式点眼瓶を発明。瓶の上部にゴム製のピストンを取り付け、目に適量を垂らすことが可能になり衛生面の問題も解決。ロート目薬( 1909年 発売)はこの発明により一躍ヒット商品となるが、 太平洋戦争 の激化によりゴムが軍事物資として徴用されたことから両口式点眼瓶は姿を消し瓶の底を指で弾いて点眼する一口叩き式点眼瓶に取って代わられた。
- 第二次世界大戦 の終結後は再度、両口式点眼瓶が復活するが 1962年 、参天製薬が従来のガラス瓶に代わり プラスチック 瓶を採用した「スーパーサンテ」を発売。壊れにくく柔軟性があるプラスチックの採用により持ち運びが容易になると共に、容器自体を指でへこませて適量を点眼することが可能になった。
- 現在の一般的な目薬は点眼口が容器の上にあるが、田辺製薬(現・ 田辺三菱製薬 )が容器の横に点眼口のあるサイドドロップ容器を開発、 2001年 度 グッドデザイン賞 を受賞した。 先端恐怖症 で点眼が苦手な人でも簡単に点眼することができる。
概要
目の 乾燥 、 炎症 を抑えるためや、 目脂 ・目のかゆみ解消に使われる。また、単に目をすっきりさせるさしごこちの清涼感を求めることにも使われている。動詞として、「目薬を差す(点す)」と使われる。






