絵本とは
絵本 (えほん)とは、その主たる内容が 絵 で描かれている 書籍 のことである。 幼児 や 児童 向けの内容のものが多いが、大人が読んでも読み応えのあるものや大人対象の絵本もある。
概要
絵本は、それ自体は絵画( イラストレーション )を主体とした書籍のうち、 物語 などテーマを設けて 文章 を付与し、これを読ませるものである。しかし幼児向けのものでは、幼児自身はまだ十分に 文字 が読めないため、大人や年長者が物語を 読み聞かせ つつ、絵を眺めさせるという形態が一般的である。これによって 言葉 とイメージ( 視覚 から得た情景)を関連付けさせ、言葉の意味を学習する一種の 家庭教育 的な効果も期待されるが、より日常的な場では、単に 娯楽 という側面が強い。また児童向けのものでは、絵本の文章は情景を示す物語ではあるが、絵のほうから得られる副次的な情報が、文章の説明を補足する性質も見られる。
絵図の内容は、これと同時に掲載される文章に基づくものであるが、絵本自体は物語のみには限定されない。後述するように「大人向けの通俗的なもの」も見出される。
絵本と歴史的経緯
絵本は、その初期において 識字率 の低い 大衆 に内容を理解させるという性質も強かったと考えられる。こと 宗教 の 布教 において 説話 や抽象的概念を絵図で示すことは世界各地にその類型がみられ、 神話 や 伝説 なども絵図入りの書物の形で示されたものも数多い。
日本 における絵本は、 平安時代 の 絵巻物 を起源とし、 室町時代 の 奈良絵本 、 江戸時代 の 草双紙 と歴史をたどることができる。また、 絵手本 のことを指して絵本と呼んだ例もある。特に江戸時代の 赤本 が、子供向けに作られた絵本といえる。また、教育的な要素の強いものとしては 中村惕斎 による『 訓蒙図彙 』が挙げられる。 明治時代 になって欧米の 印刷 技術や絵本が入り、現在のような絵本の形態になってきた。絵本は、絵だけのものもあるが、基本的には絵と言葉によるコラボレーションであり、ページをめくるという行為が重視される。...






