肩こりとは
肩こり (かたこり 肩凝り )とは症候名のひとつ。 肩 だけでなく、 首 も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。
概念
項頸部から 僧帽筋 エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。日本では「肩こり」という名称により「肩」を指す表現が用いられているが、これは日本独特のもので同症状を諸外国では首や背中の疾患として示している事が多数である。
また 頸肩腕症候群 の初期症状である場合もある。
原因
この症状に対する原因には諸説あるものの、確定的な 診断 方法や 治療 法はなく、 腰痛 などと並んで不明な点がとても多い疾患となっている。一説では、同じ姿勢をとり続けるなどして頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉( 肩甲挙筋 ・ 上後鋸筋 ・ 菱形筋 群・ 板状筋 ・ 脊柱起立筋 )の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。
症状
- 僧帽筋エリア(特に肩上部)の局部の圧痛から始まる。僧帽筋は肩上部では厚みがあり、それも肩こりの大きな一因となっている。
- 進行すると圧痛点やこりを感じる部位が拡大する。
- 筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深層筋( 肩甲挙筋 ・ 棘上筋 ・ 菱形筋 ・ 脊柱起立筋 群・ 上後鋸筋 )にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになる。
- 重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり(「頸部まで痛い」「凝りすぎて背中が痛くて眠れない」)、進行すると 緊張性頭痛 や 顔面 ・ 上肢 の関連痛が生じるようになる。
診断
- 触診で愁訴部の圧痛や筋緊張・硬結(凝り)などが見られる。
- 頸椎椎間板ヘルニアなどがないか、X線写真やCTなどで鑑別することもある。






