防犯とは
防犯 (ぼうはん)とは、 犯罪 を未然に防止することである。
防犯は、家屋に侵入して来る 犯罪者 に対して予防したり、また危害を加えられそうになったときに抵抗するための用具を携帯する 受動的防犯 と、地域を巡回したり、家庭を戸別訪問して犯罪の芽を摘み犯行を未然に防ぐ 能動的防犯 とに分けられる。
受動的防犯
空き巣 や暴漢等、予測しうる 犯罪 に対してあらかじめ防御策を講じることを言う。
空き巣に対しては、現在従来のような一般的な家庭において使われてきたシリンダー式の 錠 が ピッキング技術 の発達により容易に破られることが多くなったため、 二重施錠 や 監視カメラ との併用などをもってさらに防犯を強化する必要性が出てきている。例えばマンション等では出入り口付近にカメラを設置したり、立ち入りに IDカード を必要とするなどの対策が講じられており、個人住宅でも 警備 会社との契約によりブザーや警報、通報装置等で空き巣を未然に防ぐ方策を取る家も増えている。
また、通り魔や暴漢に対処するため、 スタンガン 、 催涙スプレー や木刀等のいわゆる護身用具の所持、あるいは年少者に対する 誘拐 等に対処するため、 防犯ブザー や GPS ( 携帯電話 に内蔵するものが多い)を児童に所持させる例が、 2004年 頃から急増している。
能動的防犯
能動的防犯とは、あらかじめ犯罪の起きやすそうな場所(人の目から死角になる場所等)をなくしたり、町内で見回りをする等、犯罪のおきやすい環境を改善していき結果的に犯罪を防止しようとする動きである。あるいは、ごく軽微な違反を徹底的に取り締まることによってそれに繋がる犯罪を抑制しようとする 割れ窓理論 もこれにあたる。
具体的には地域やコミュニティが主体となって、周辺地域の見回り、声かけ等を行い、
- 犯罪に対する注意を喚起する
- 犯罪者に「この地域は犯罪に寛容ではない」と思わせる
- 住民の目から死角になる場所を発見する
等の効果を期待するものである。
犯罪を犯そうとする者に対する 対症療法 的な受動的防犯に対し、能動的防犯はその地域の環境(犯罪の起こる要因)そのものを変えていこうとする活動であるため、個人ではなく地域や場合によっては市町村レベルでの取り組みが必要である。






